劇団からっかぜ通算第268回公演「闇に咲く花」

作:井上ひさし・演出:布施佑一郎
第62回浜松市芸術祭はままつ演劇・人形劇フェスティバル&ふじのくに芸術祭演劇コンクール参加作品


「闇に咲く花」アトリエ公演9月24日18:00〜、25日(日)13:00〜&18:00〜 10月22日18:00〜、23日(日)13:00〜&18:00〜
はままつ演劇・人形劇フェスティバル公演、11月5日(土)18:00〜福祉交流センターホール ・
入場料 アトリエ公演共 大人1000円 高校生以下500円  当日200円増し

『闇に咲く花』はままつ演劇・人形劇フェスティバル2016公演終了

 第62回浜松市芸術祭「闇に咲く花」千秋楽11月05日(土)公演を皆様のご観劇で無事終わることができました。
 多くの人々に支えられて 「闇に咲く花」、アトリエ公演9月10月と 市芸公演の、7ステージ無事終了しました。
 アトリエ公演9月154人・10月255人・市芸公演400人、合計809人の方々にご観劇いただきました。
 大変ありがとうございます。                                    劇団からっかぜ一同

*『闇に咲く花』公演観客数*

公演日時 客席数 目標 観客数
09月アトリエ公演  3ステージ  204  154人
10月アトリエ公演  3ステージ  204  255人
11月市芸公演  550席  400  400人
  合計     808  809人

11月05日(土)公演アンケートより (154枚の一部抜粋)

○三島から来ました〜。長いお芝居、皆さんの熱演からたくさんのメッセージをいただきました。大事なこと忘れたふりをしないで、思い出しながら−−−
○忘れてはいけない。肝に銘じます。
○戦後の女性のパワーがすごい!
○素晴らしい時間を過ごすことができました。”人としての生き方”をもう一度 見つめ直そうと思います。ありがとうございました。
○大きな力に支配される理不尽さを感じました。底辺の庶民のしたたかな生きる姿もいいですね。
○見ごたえたっぷり。 笑って胸がしめつけられる内容でした。皆さんのキャラがイキイキとして良かったです。下駄の音がちょっとうるさかった。ありがとうございました。
○声がよく聞こえ言葉がはっきり聞き取れよかった。
○お面工場の5人の登場のシーンのセリフが聞き取れなくてアレッと思ったのですが後はテンポがあって面白かったです。稲垣さんが7月にけいこ場でみせていただいた時より好青年に見えてビックリしました。稲垣と健太郎が境内を片付けている運んでいる動作や工場の人との掛け合いのシーンが特に好きでした。小道具は年々こまかくなっているようにも感じます。お面作りお疲れ様です。て思いました。
○切なくて泣ける良いお話でした。少し下駄の音が大きかったのが残念でした。セリフが聞こえない時もあったので…。少しずつ、日本がきな臭くなってる今、このお芝居を上演してくださるのは本当に嬉しいです。お疲れ様でした!!
○開幕前のBGMであの時代にタイムスリップできました。 思えば昭和平成と80年もよく生きたと思います。戦争はいつも庶民に大きな犠牲を負わせる。平和な暮らしが 一変し悲劇が起こる時の政治家は平然と生き伸びる。 70年経た今、日本は戦争に加担しようとしている。世界で唯一71年も戦争による死者が出なかったことに誇りを持とう。庶民の平和な暮らしを守ること、今政治が一番やらければならないことだと思う。”からっかぜ”さん素晴らしい芝居をありがとう。感動と感謝を込めて。
○本当に久しぶりの観劇でした。シリアスな内容でしたが、役者さん一人一人の明るさで最後まで楽しく見ることができました。音楽 BGMがギター一本で3時間近くやられたことがすごいと思いました! 後任の吉田さん前任の鈴木さん、おまわりさん達がとても素晴らしかったです。ありがとうございました。
○色々考えさせられる部分があり面白かったです。 下駄で走るのが大変そうだと思った。 他の公演も見たいです。 涙

○面白かったです。内容盛りだくさんで考えさせられました。又見たいです。 おめん

○皆さんそれぞれな長セリフだったのに声もよく出ていていたと思います。掛け合い、会話のテンポが良く気持ちの良い劇でした。
○お疲れ様でした。12年前の村見ておらず、今回が初めてでしたが、「忘れてはならないもの」というテーマは普遍的に感じられました。キャストの方々の基礎能力の高さ、スタッフワークのクオリティさすがだと思います。これからの楽しみにしています。ありがとうございました。
○やはり井上ひさし作品は深いですネ、芝居は時代をすくい取る必要があるもの、今、この作品に取り組まれた劇団からっかぜさんに敬意と喜びを感じずにはいられません。鈴木亮さん、今回も良かったです。
○とても良かったです。いつも思うことですがからっかぜの皆さんの仲のよさ、おだやかでそういう雰囲気が感じられます。 来てよかったです。次回とても楽しみです。
○お金も大事だけど、何が大事か考えさせられました。生きていく為か?食べていく為か?今日一日、精一杯生きていくことが大事だと思います。私は戦争を知りませんが大変さを思い知らされました。頑張って下さい。ありがとうございました。
○神主の声が、一番よく通っていて聞きやすかったように思えた。
○重いテーマでしたが、とても楽しく見ることができました。 色々な事が有りながらも明るく相手を思いやる登場人物全てがとても素敵でした! これからも頑張ってください。
○不思議な空気感の中、なぜかはっとさせてくれる人々の物語で、他では見たことのない舞台をと思いました。くせになりそうです。またぜひ激突などに出てください。また別の 作品も見てみたいので。良い作品でありがとうございました。
○声がとても通っていてステキでした! お手伝いさせていただいた時からとても気になっていたので感激しました!けんたろう君の記憶喪失の場面の演技すごかったです。 一つ一つの言葉の深さに胸を打たれました。素晴らしい出来ありがとうございました。個人的に鈴木純子さんめちゃくちゃ可愛くて大好きです。お手伝いの人でしたありがとうございました。
○皆さんの熱演が素晴らしく。自分もしっかりしなくてはと励まされました。福祉文化会館は観劇しやすいと思いました。年配の人が若い人を支えて、とても良い雰囲気で、良かったです。
○難しい題材ですが面白かったです。ただ、ステージが悪いのかな…足音がひびいて、セリフが聞こえず…おしい!
○最初からずっと気になっていたギターの男の人。最後の最後に正体がわかって嬉しかったです。テンポよく進んでいくので、とても楽しみました。ありがとうございました。
○皆さんの一生懸命役作りをしてる事が私たちの心にグサットき、又笑わせ、とても良かったです。
○前列より7列目だったのが、声が聞き取りにくかった。昔の歌が流れたのは良かった。下駄の音はほとんどしなくて工夫されていました。 確かに初回とは違って(最後) 付け替えがあってそれは良かったと思った。ギター弾きの思いとか。初回は初回で稽古場の良さもあり、どっちがよかったといい難し。2回見せてラッテ、新たな発見もありそれは良かった。
○加藤さんいつまでも引き続けてください。


チラシ表 チラシ裏
他屋 雄一 橋 佑治 鈴木 亮 中村真紀子 根津 真弓 渡邉 純子
林 美佳 碧月 武田 知子 松本 隆良 櫻井 定生 森 浩司 藤田 敏明

登場人物


牛木公麿(52)  他屋 雄一
牛木健太郎(27) 橋 佑治
稲垣善治(27)   鈴木 亮
遠藤繁子(35)   中村真紀子
田中藤子(33)   根津 真弓
中村勢子(29)   渡邉 純子
久松加代(25)   林 美佳
小山民子(21)   碧月
子守りの少女   武田 知子
交番鈴木巡査   松本 隆良
交番吉田巡査   櫻井 定生
GHQ法務局諏訪三郎 森 浩司
ギター弾きの加藤さん 藤田 敏明


 

スタッフ

演出/舞台美術・布施佑一郎
舞台監督 ・・・・・・鈴木 亮
舞監助手 ・・・・・・橋 佑治
舞台照明 ・・・・・・橋 佑治
舞台照明OP・・・・・菊池京子
音響効果  ・・・・・・山下 宣雄
舞台美術補 ・・・・・門田 茂
小道具   ・・・・・・中村左絵子
     根津 真弓/古木 大介
     森 浩司/碧 月
舞台衣装  ・・・・・・林 美佳
     飯島けい子/中村真紀子
メ イ ク ・・・・・・松本 隆良
制 作  ・・・・・・坂田 真生
     渡邉 純子/鈴木 亮
     他屋 雄一/山下 宣雄
     松本 充生

あらすじ


時は昭和22年、戦後の混乱いまだおさまらず…。 「喰うことが先決!」の愛敬稲荷神社は、お面づくりと 闇米獲得の作戦会議に集まる戦争未亡人たちで本日も花盛り。 そこへ戦死したはずの一人息子健太郎が ひょっこりと帰ってくる。かつては野球部の エース、かの川上哲治と名勝負を演じた彼 は途切れた野球人生を再び歩み始めようと するが…。 彼をとりまく愛しき「普通」の人々、そして 一つの影…。残されたボールにこめられた 想い、それは…。