劇団からっかぜ 第二百五十回 アトリエ春公演「鉄道員ぽっぽや」原作 浅田次郎(集英社刊) 脚色/演出 最上三平鉄道を愛し、仕事ひとすじにに生きぬいた乙松に訪れたものは・・・5月23日(土) 開演19時 5月24日(日) 開演13時30分/開演16時5月30日(土) 開演19時 5月31日(日) 開演13時30分/開演16時 会 場 劇団からっかぜアトリエ 入場料 高校生以上 1000円・小中学生 500円(当日券200円増) 前 売 遠鉄プレイガイド・ヤマハプレイガイド・アクトチケットセンター 後援 浜松市・中日新聞東海本社・静岡新聞社・静岡放送 遠州信用金庫助成 ものがたり鉄道を愛し、仕事に気概と誇りを胸に生きてきた佐藤乙松は、近く廃線になる幌舞線とともに定年を迎えようとしていた。住民の安全な足としての鉄道を守り通した乙松は、生 後ニヵ月で死んでいった娘の死も妻の最期をも見取ることさえできなかった。 正月の夜、乙松は仙次と若い機関士とで到着した最終便を見送った後、夕方までいた小 さな女の子がセルロイドの人形を忘れていったことに気がついた。 仙次と二人酒を酌み交わし仙次が寝入った後、小学生の女の子が人形をとりにきた。 少女との語らいに死んだ娘の姿を重ねる乙松であった。次の日女子高校生が鉄道マニアだ といい、鉄道の話や乙松の仕事の話を聞きたいとやってくる。最終の列車を送り出した乙 松が部屋にもどると、その女子高校生が、二人で食べようと夕食を作っていた。食器を並 べる後姿に死んだ女房の背中を見る乙松であった。乙松はこの子がお寺の和尚さんの孫だ と思い込んでいたのだが、・・・。 キャスト佐藤乙松:鈴木隆雄 仙次:松本俊一(絡繰機械's) ナレーション:中村真紀子若い機関士:安藤 一浩 道雄:森 浩司 少女:桝田 依里 スタッフ演出:最上三平 舞台監督:中村真紀子 同助手:桝田依里舞台美術:布施佑一郎 小道具:菊池京子・鈴木隆雄 衣装:中村左絵子 メイク:桝田依里 舞台照明:古木大介・宮里ルイス・森浩司 音響効果:山下宣雄 制作:坂田真生 ご協力、ありがとうございます。(敬称略・順不同) 遠州信用金庫・篠原公民館・遠鉄ストア篠原店・伊藤皮膚科医院・絡繰機械's・倉持様・OB・OGの皆様 当日お手伝いいただいた皆さま |
劇団からっかぜのアトリエ公演が23日(土)19:00、82人の観客で幕を開けました。ご観劇ありがとうございました。席が足らなくなり補助席でご迷惑を掛けました。観客の皆様に助けられてアトリエ公演を無事終わる事が出来ました感謝しております. 劇団からっかぜ一同 |
アンケートより(23日)・乙松の自分のむすめに対する気持ちとポッポ屋としての責任感、それと乙松に対する周りの人々の乙松へのあたたかい気持ちがとても伝わってきました。 ・深く静かに心にしみるお話でした。原作も大好きでしたが、今日のお芝居が一番よかった。 実は、からっかぜのお芝居をはじめて観ました。アトリエで観る夢がかなって感激です。 千秋楽までお体に気をつけて…観る方々に心を届けてください。ありがとうございました。 アンケートより(24日昼)・いいですよね「鉄道員」最高でした。鉄道員としての仕事人、男の生きざまそして父親としての姿せい考えさせられました。最後に全体的に「重い!」苦しかったです。 からっかぜとしての「鉄道員」がよりいっそういいものになると思いますので期待して書 かせていただきました。 ・浅田文学の名作上演、おつかれ様でした。舞台や映画など様々な製作がなされているこの 作品ですが、「からっかぜ」らしい空気が感じられ大変よい舞台と、最後までじっくり見さ せていただきました。さらに良い舞台にしていただきたく、以下、少し記させていただきます。 実は小学校の頃、関東北に住んでおり、私鉄を使って通学した経験があります。 が青い雪に反射してあたりがおの明るくなる。導入部で、その寒さや、雪に閉ざされた小さな町、 そういった雰囲気をさらに出していただくとより舞台に入っていけるかなと感じた次第です。 アンケートより(24日夕)この芝居にたずさわった皆さんの思いが伝わるいい舞台でした。仙次と若い機関士の呼吸、スパイスのきいた道雄の姿、少女が2人いるかのような変わり用、芝居の盛り上げに 役割のナレーション、乙松の美しい立姿、ユーミンの選曲は心がゆさぶられ、スポットライトの シンプルな明りに感動しました。三平さんの伝えたかったこと、少しだけですがわかった気がし ます。皆さん、本当にお疲れ様でした。また楽しいひと時が一緒にどれる。 ・心から感動しましたの一言に尽きます。皆さんの演劇に対する情熱が肌に伝わって来て涙 があふれました。次回を楽しみにしています。 |