劇団からっかぜ創立65周年記念公演(通算第276回) 『高き彼物』
作:マキノノゾミ 演出:布施佑一郎
『高き彼物』 劇団からっかぜアトリエ公演10月05-06日・11月02-03日 7ステージ
アトリエ公演 2019年10月05日(土)13:00〜、18:00〜 ・ 06日(日)13:00〜、18:00〜 終了
2019年11日02日(土)18:00〜 ・ 03日(日)10:00〜、14:30〜
ふじのくに芸術祭演劇コンクール招待作品『高き彼物』 11月17日(土)15:00〜 浜松市勤労会館Uホール
はままつ演劇ファスティバル2019協賛・ふじのくに芸術祭招待公演(第65回浜松市芸術祭演劇部門)
入場料(アトリエ公演&協賛公演) 大人1000円 高校生以下500円 当日200円増し
『高き彼物』アトリエ公演10月05日(土) ・ 06日(日) 4ステージ無事終了しました。有難うございます。
劇場で観客のみなさんとの共感とつながりを大切にと努力していきます。 引き続き、
アトリエ公演11日02日(土)18:00〜 ・ 03日(日)10:00〜、14:30〜 御観劇をお待ちしています。
ありがとうございました。 劇団からっかぜ一同
*2019年10月アトリエ公演 観客数*
公演日時 | 客席数 | 目標 | 観客数 | アンケート |
---|---|---|---|---|
10月05日(土)13:00〜 | 68席 | 68 | 47人 | 40枚 |
10月05日(土)18:00〜 | 68席 | 68 | 46人 | 38枚 |
10月06日(日)13:00〜 | 68席 | 68 | 75人 | 58枚 |
10月06日(日)18:00〜 | 68席 | 68 | 31人 | 17枚 | 合計 | 272 | 199人 | 153枚 |
舞台写真、10月アトリエ公演
『高き彼物』アトリエ10月公演 アンケート153枚&感想より一部抜粋
10月6日(日) 13:00〜のアンケート&感想より
○会場は笑いの渦に包まれました。素晴らしい。
○65周年誠におめでとうございます。実に面白い劇でした。さすがにマキノノゾミ、
これでもかと盛りだくさん濃い内容でした。役者の皆さんどなたもその役になりきっていて楽しめました。ブラボーです。次回も楽しみにしております。
○遠州弁大好きですとても人情に溢れて良かったです。
○「高き彼物」はマキノノゾミの最高傑作となっていましたが、こんなに面白いお話だったんですね。
真面目な場面からコミカルな場面、考えさせられる場面といろいろな場面をテンポよく、次に何が起こるのかとワクワクしました。また、観客が一体となって笑ったり応援したり拍手したりとライブならではを感じることができました。
「高き彼物」ってなんだろう?ず〜と考え続けることが大切なのかもしれません。
平八おじいさんと徳永おまわりさん(いたいたこんな人)は、いい役どころですね。最後に2人が話して幕が下りた時、心が温かくなり茶畑の爽やかな風を感じました。
地元ながら1978年代の遠州弁って難しいですね。3人の同じ場面での長ゼリフそれも遠州弁で、本当に大変でしたね。私は、平八おじいさんと正義元先生は戦争を経験してるのかなぁと見てました。平八おじいさんは本当は家族のゴタゴタも全て知っているけど、
自然相手の畑仕事で自然や戦争に比べたら大したことないという感じかなと。
野村先生と智子ちゃんの真面目さと優しさがいいです。智子ちゃんが、自転車で走り抜けるシーンもスピード感が出て良かったです。
Uホールではもっともっとブラッシュアップしているんでしょうね。千秋楽まで頑張ってください。応援してます!(また、少しですが予約メールさせていただきます)
○私の高き彼物を考えたいと思います。楽しく見せていただきました。
○いつも思いますが皆さんそれぞれにいい味を出しているなと感じています。今日はいつもよりも楽しく拝見しました。
○地元の日常の生活や少年の心の葛藤が表現されて良かったです。
○人情っていいっすね。笑いのタイミングがもう、おじいちゃん味ありすぎて
○人と人との分かりあえなさについて考えさせられところがありました
○それにしてもお客様が素晴らしく反応していて、あたかもこの芝居の隣の家の方のように親しみを持って見守っている感じが良かったです。
○内容的にもシリアスかと思いきやユーモアで暖かくこれも地元の地域性が出ている感じですね 。
○最初から最後まで楽しく見れました
○すごく楽しくワクワク笑えました 。笑える劇でなく「高き彼物」とは何かと考えさせられるお話でした。
○人生で初めて舞台を見ました。とても引き込まれました。すごく楽しかったです。ありがとうございます。
○上質な物語でした。繊細な部分も良かったと思います。
○長台詞がすごい。次々と面白い展開になって長さを感じませんでした。たぶん今までで一番好き 。
○じいじい、おわりさんの役目はとってもよくきいています。主役の二人はもちろん野村先生の衣装がとてもマッチしています。受験生もよくできました。
○大変面白い作品でした。マキノノゾミさんの脚本、うまくできてまそいたね。方言も良かった。皆さん適役でそれぞれぴったりにはまっていました。よかったです。この後も頑張ってください。
○コミカルなシーンが多く面白かったです 。
○2時間半あっという間でした。方言をこうして聞くと不思議ですね。最初から「え?」と思うことが重なって、一体どうなってしまうのかとドキドキしますが、最後には奇跡的に丸く終わって、とても温かい気持ちになりました。「高き彼物」何でしょう・・・。
○からっかぜ65周年おめでとうございます 。65周年記念公演に適した演目だったのかなと思います。浜松にゆかりのあるマキノノゾミさんの作品をからっかぜさんが演じたことに意義があるのではないでしょうか。十人十色10人いれば10人違う顔があり人生がある。この公演を見て思い出したのはゴルゴ松本の「命の授業」の一節の、無難の人生を送る人は誰一人いない。幸せから一本取れば辛くなり、一本満されれば幸せである。困難という壁に当たったら一度は逃げれば問い。そして時が来たら(しんにゅう)を手偏に変えて挑むことだ。志す高き彼物忘らふべしや
○約2時間半の公演お疲れ様でした。公開稽古を見てからどんなお話だろうか。稽古したシーンはどんなふうになっているのだろうかと、楽しみにしてきました。稽古の時よりもグンとナショナルになっていましたし最後までずっと観入ってしまいました。ホール公演も楽しみです。
○全体的には笑う場面もたくさんあり良かったです。人は思い込み苦しみ・・・でも一人ひとりの思いを出し合えばそんなに深刻なことではなくならないということよくありますね。肝に銘じて生きていくべきですね。良いこと教えてもらいました。体調管理して最後までやり切ってください 。
○65年おめでとう。私は82年生きてこのからっ風小劇場に元気でくることができました。ことばをつむぐ、沢山、多く、長く、いろいろとそれが人生、生きることですネ。今日のお芝居も、ことば、沢山生まれたネ。
○とても内容の濃い作品でした。笑いあり、考えさせることもありで、会話も軽妙でリズムありで、良かったです。ますますのアップで感心します。
○2時間半という時間を感じさせない劇でした。引き込まれました。笑いあり涙あり。お父さんが野村先生にプロポーズした時や片山さんが智子さんの結婚の許しを得て許可してもらった時思わず拍手しそうになりました。皆さんの演技自然で良かったです。特に徳永さんの演技が!! 65周年おめでとうございました!!
○考えさせられることあり、教えられることあり。ユーモアあり大変楽しく拝見させていただきました。方言も良かった。次回も楽しみです頑張ってください。末永く!!
○言葉にできないくらい感動しました。人間の本質、人の心の素晴らしさを改めて感じさせてくれた劇でした。熱演を観させていただいて感謝です。
○先日の舞台稽古とは違いセリフ(方言)も完璧に入っていて素晴らしい芝居でした。毎回感動いたしますが、今回は65周年記念の作品にふさわしくすごい感動があり、芝居が終わって後もそれが続いています。ありがとうございました。次回も楽しみにしています。
○笑えて、少し泣けてとても面白かったです。人物一人一人が悩んで苦しんでそして前に進んでいく、それが人生なのかなと思いました。アトリエ公演観客との距離感が近くていいですね。山梨から来てよかったです。また来ます。ありがとうございました。
○今休憩中です。話の流れがシリアス 物かなと思っていたらお笑いがあり、どのように展開するか想像できません。後半が楽しみです。結末が読めなかったから大変興味をそそられました。蚊帳の外の二人がいい味を出していました。65周年おめでとうございます。多分70周年も見にこられると思います。健康に気をつけて頑張ってください。
○あっという間の2時間半でした。日常的なことが心にしみる題材で引き込まれてしまいました。これからの活動も応援していきます。
○去年に続いて2回目の観劇でしたが、引き続き一偶の光を感じる作品でした。演劇は映画テレビより長く心に残る体験ができますね。
○劇団の皆様が意図されていたように、素晴らしく観客と一体になって作り上げたお芝居だったと思います。
昨日のマチネの観客が特別だったのかはわかりませんが、芝居の一部のように、あるいは物語が起こっている隣の家の住人のように、
観客の反応が素晴らしく、ともに笑い、悲しみ、驚いていました。
プロのお芝居でも、そういった観客の共感を得ようと、あの手この手を使ってそういう空間を作り出そうとしている演劇が多々あり、
むしろ一部の公演を除いてそのような空間を作り出すことが目的であるとすら思いますが
よそよそしさやしらじらしさを招いてしまうのがほとんどで、昨日の公演くらい、それに成功している例を他に知りません。
それは観客にとって身近で生き生きとした魅力的な空間だったからだと思います。
観客も一緒にお芝居の中で生きたというか。
それでいて、演じ手もスタッフも集中力を途切らせることなく、最後まできちんと進行していました。
そんな中、タイトルである「高き彼物」については、登場人物も観客も演じ手もだれもが考えるけれど、答えが出せないものとして掲げて
いて、このテーマの共有についても、この公演が大成功している理由の一つと思いました。
主人公正義の「discipline」という口癖は、いかにも昭和時代を象徴しており、彼の教え子も繰り返し使っていましたが、
平成をすぎ令和となった今でも変わらない強さで観客に訴えかけてくるものがあります。
しかしそうした「discipline」だけでは幸福になることはかなわず、この物語の結末の楽しげな大団円は、
この登場人物の全員が、それぞれにそれまで追いかけていた「理想」とは違うものだけれど
現実の中でほかの人たちとぶつかり合い、協調していくことによって得られたもののように感じました。
それはもしかしたら「高き彼物」とは真逆のものであり、しかし表裏一体となっているものだと思いました。
言い換えると、ドーナツの穴は、ドーナツが存在することによって存在が確かめられるというように。
そのように、大変感銘を受けた公演だったのですが
1つだけ、ちょっと気になったことがありました。
それは、主人公正義が最初の登場場面で着ていたシャツなのですが遠目に見れば、この人物に似つかわしいデザインのものだと思いますが
前側に「Nike」のロゴが。
私は最前列で鑑賞していましたので、よく見えたのですがこの物語の時代で、この「Nike」の洋服って流行っていたかしら・・・。
しかも、川根町で、洋服もあまり構わないという設定(のような気がする)人が来ている洋服で???
とちょっと考えてしましました。
アトリエ公演のようなところでやるので、目の届く観客もいるであろうし、このロゴはないほうが良いのではと思いました。
(この時代に流行った洋服ならよいのですが・・・)
舞台のセットや小道具もこだわりがあるからっかぜさんですから、このようなディテールも大切なのではと思い、
老婆心ながら、お話ししました。
10月6日18:00〜のアンケート&感想より
○おじいちゃんのお風呂が 長い 八歳
○舞台が複層的で自転車が出てくるのが面白かったです
○高き彼物の意味を自分なりに考えてみたいと思います
○前半ではこれからどういう話なのかわからんで、お父さんが15年前のことを告白するところは、話に吸い込まれました。
○昭和感をすごく感じました