劇団からっかぜ通算第266回公演「すみれさんが行く」

                          作:斉藤紀美子・演出:布施佑一郎
第61回浜松市芸術祭はままつ演劇・人形劇フェスティバル2015&ふじのくに芸術祭演劇コンクール招待作品

「すみれさんが行く」アトリエ公演11月21-22日終了

アトリエ公演「すみれさんが行く」 10月24日(土)と25日(日)  11月21日(土)と22日を、多くのお客様で終わることができました。
ご観劇ありがとうございます。観客の皆様に助けられて10月と11月公演を無事終ることが出来ました感謝しております。
浜松市芸術祭公演12月12日に向けて人とひととのつながりを大切に、劇場で多くの人と一緒になれるように努力していきます。 劇場に足をお運びください。
                 劇団からっかぜ一同

10月24-25日アトリエ公演12月12日浜松市芸術祭公演舞台写真、12月12日浜松市芸術祭公演

*アトリエ11月21-22日公演観客数*

公演日時 客席数 目標 観客数
11月21日夜  68席  68  91人
11月22日昼  68席  68  86人
11月22日夜  68席  68  42人
  合計    204  219人

舞台写真、11月22日昼公演

守に洋子 守に母玲子 すみれひったくりの守にゲンコツ 守、すみれに洋子を聞く 竹田、洋子に「ヤッホー」 洋子はヤッホーに弱いと父 守、大崎夫婦にカステラ饅頭 守りにカステラ饅頭せびりに カステラ饅頭、狂言 UFO 柵の外で危ない 生のうめき声すごい 大崎の息子に 親を見捨てた 誰よ、偽電話は 匂いはダメ 馬鹿ビールスに感染 君の自主性を尊重する 守の人格を守、母 母見直す息子、守 親は一生使える 退院しても毎日リハビリに ご焼香のすみれに、寄り添う守 チっこい花を咲かせたすみれ 娘がね、お見舞いに来たの ラーメンに感激する守

11月21日(土)夜公演アンケートより (73枚)

○笑いの中で人生過去を背負って生きる。又、生きている意味の大切さ、しみじみと味わいました。残り少ない年月ですが、毎日を今迄生きてきて教えられたことをかみしまて過ごすことが出来たらと芝居を見ている時間にうなずきながら重さを感じました。し、自分にも重ねました。 。 目の前のことにとらわれずもう一度自分の生活を見直してみようと思いました。
○今回は人間のやさしさがとても感じられました。大切にしたいと思いました。
○人生の色々(人が抱えていること)がある事にあらためて気づかせていただきました。
○劇を観て人(自分)の生き方を考えさせられました。今の生活の大切さ、人に接する事考えてみたいと思いました。
○しみじみ、環境・生きざま、私のこれからの目標にむかって毎回宿題いただきながらみさせてもらっています。
○劇を観た後自分も少し成長したようなそんな気になりました。
○50代になり、おやの介護、自分の老いいろいろ考えさせられました。
○ほのぼのした感じがよかった。みんなそれぞれの事情がある!!でも、その中で精一杯生きて、大なり小なりの花を咲かせて…
○なんんだか、うん!!うん!!そうそう!!と思うのは年齢もありかな(笑)いつも元気をもらうからっかぜ公演皆様ありがとうございます。

11月22日(日)昼公演アンケートより (65枚)

○何か考えさせられる気持ちになりました。家に帰って何か考えようと思いました(笑)
○すみれさんの言葉"小さくても花は花"人間関係をじっと見せてもらいました。感動をありがとう!!
○主人公がすみれさんや多くの人と関わっていくうちにだんだんと考え方が変わっていって、私もだんだんと考え方がかわってきました。 私も「若者」といわれる年ですが、戦争を知らないのですみれさんのだんなさんの苦しみわからないけど、戦争が人々に与えるこわさを知りました。
○現実問題、考えさせられる内容で、私の年齢(76才)だは身につまされる内容でした。
○どんな辛い事があっても笑いに変えられるすみれさんの様な人に自分もなりたいと思いました。
○若いことと年を取ることの違いが見事に浮彫され心打つ熱演には思わず感動しました。
○現在高年齢世代となり老人の気持ちがよく理解。これから先の生き方に明るい物をいただきました。
○人との出会いが人を変えることもあるのだと、強く感じられた作品でした。誰かを傷つけるのも、また誰かを救うことができるのも同じ人間なんだと思いました。
○年を重ねることや、人は人間だれでも平等にくることであり、自分自身に落としこめて、他の人とのかかわりについて、深く考えてもしました。
○看護には、いろいろ問題がありますが、それぞれ自分のできることをする。それしかないかもしれません
○今日の公演を見て自分の人生を考えさせられることが数多くありました。
○守の成長していく姿にあたたかい物を感じました。人間は一人では生きて行けないですもんね
○これからの人生、大切に生きて行きたいと思います。
○皆がそれぞれ悲しさを背負っていて、でも とてもあたたかい空間で、特に大崎のおばあちゃん(鍵のシーん)でうろっとしてしまいました。
○初めてこんなに近くで劇を観ました。皆の一生懸命さとても良かったです。最後ホロットされ感動しました。今の社会を見るようでした。
○登場人物一人一人のバックストリーも考えながら楽しく見させていただきました。いい顔も見れました。
○すみれさんのおじいちゃんは戦争をきのうのことのように毎日毎日思い出してうなされれているんだなと思います。 さいごのすみれさんが花火をする場面では、きっとすみれさんも戦争のことや、おじいちゃんとの今までのことをきのうのことのように 感じているだろうなと思います。それをもっともっと感じたいです。(おきゃくさんとして)
○自分の年齢と近い(高年齢として)テーマだったため、言葉のひとつひとつが身にせまりました。「たとえ何もわからないと思える人でも、何かでわかることもある!」若い女の子のセリフ、思わずポロリッ。 そういう人間がふえてほしいし、自分もそうありたいです。もの言わぬ、やけどしたご夫婦の悲しみが、ことば以上にじーんとわかりました。 一人よがりのもの言いは、自分も十分に気をつけなければ……。
○無言のおじいちゃん、おばあちゃんがぐっときました。今後の人生の進み方を考えさせられました。

11月22日(日)夜公演アンケートより (41枚)

○若いって…イイ!!心の成長がよく表現されていました。明日からの生活を楽しめそう。花咲かせてきまーす
○実際の病院であるあるな人間模様が楽かったです。何か感じるものが、共感できることがあると思います。
○何気なく生きてちゃいけないかなー。一生懸命生きて行こう!!
○高校生3人の会話がとにかく面白かった…!!!すみれさん、いい人過ぎる。人生思いっきり楽しもう!って思いました。
○とても楽しかったです。ほのぼのとして心和みました。声だけの(うめき声)出演も大迫力で名演技。
○入院している父、寝たっきりの父を思って、観ていました。行ける時は、なるべく病院に足を運びたいと思いました。
○笑いがある中にも、深く考えさせられる部分があり、大変楽しく見させていただきました。2時間の長さでも時間を感じさせず、お芝居に引き込まれました。
○色々な場面での様々な絡みが面白かったです。コメディタッチであり シリアスであったり笑いの中に老いの悲しさ 辛い辛い過去の体験がちりばめられて、見ていて 色々な感情がわいてきました。
○出前3人組、じじい 二人のおかしいひったくり作戦、親同士の対決、 話のメインではないけど、印象に残るってます。
○自分の人生と照らし合わせて、しみじみと見行ってしまいました。
○おばあちゃんが家の鍵を胸から取り出したところと、最後の場面で若者がラーメンを食べながら涙したところで一緒に涙が出てしまいました。
○いつも胸につまる 考えさせられる舞台です。人は色々抱えているものがある、だからこそ、 つかず離れず関わりを大切にしていかなくてはいけないのかもしれません。 前の戦争の背景がありましたが今の社会に通じる大きな問題。縮図でした。今更に自分の生き方を考えさせられました。
○周りの人間を大切に、そして自分自身も大切にして生きていこう、そんなふうに思いました。

登場人物

守(高校生)     鈴木 亮
竹田(守の友人)  高橋 佑治
江口(患者)    他屋 雄一
清水(患者)    松本 隆良
洋子の父      古木 大介
車イスの老人    古木 大介
大崎の息子     沢木 竜一
天 竜       森 歩
辰巳庵       星野 諭
大崎光太  最上三平21日/森浩司22日
医 師       松本 充生
すみれ       中村真紀子
洋子(高校生)   渡邉 純子
令子(守の母)   中村左絵子
宮川(付添婦)   菊池 京子
菊ずしのおかみ   林 美佳
大崎千代      坂田 真生
女(患者)     林 美佳
看護婦       辻村 沙希
すみれの夫     根津 均

スタッフ


演出/舞台美術・布施佑一郎
舞台監督 ・・・鈴木 亮
舞監助手 ・・・高橋 佑治
舞台照明 ・・・高橋 佑治
        松本 充生
舞台照明OP・・・櫻井 定生
        (M-Planet)
音響効果  ・・・山下 宣雄
小道具   ・・・中村左絵子
    根津 真弓/古木 大介
舞台衣装  ・・・中村真紀子
    菊池 京子/林 美佳
メ イ ク ・・・渡邉 純子
制 作  ・・・坂田 真生
    渡邉 純子/鈴木 亮
    他屋 雄一/松本 隆良
    辻村 沙希/山下 宣雄


あらすじ


高一の「守」が腹膜炎で老人ばかりの外科病院に入院。
さびしがっている守に便所の前でナンパを始める友人
守るの弱みを握っている「すみれさん」の登場で守窮地に
入院患者の高校生の洋子の前で格好をつける守
患者のトラブルに巻き込まれながら奮闘する守の姿に
「すみれさん」の心は・・・・・・・