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この舞台を観終わって、私もエネルギッシュにアグレッシブに言えるであろう。「ひとりじゃない!」って。
劇団からっかぜ『太鼓たたいて笛ふいて』

2006/11/18(土)  福祉交流センター






■このような宝石が浜松演劇界にあったのか (鈴木誠様)
恥ずかしながら林芙美子の作品は読んだことがなかった。彼女の存在は盲点というか穴場だろう。
昭和初期の作家となると谷崎潤一郎や志賀直哉、川端康成、宮沢賢治などが頭に浮かぶ。いざ読書となるとどうしてもそういった面々が先に立ち、林芙美子は後回しということになるのである。
放浪記がベストセラーになったというのは知ってはいたが、ついぞ手にとることはなかった。
この劇はそんな私にも林芙美子という人物を強烈に印象付け、強力にシンパシーを感じさせてくれるものだった。

戦前・戦中・戦後、それぞれの時勢に翻弄されつつも逞しく生きる林芙美子とその仲間達。時代を理解したつもりになっている者、時代に抗う者、時代に服従する者、時代に流される者、時代と格闘する者、時代に圧倒される者。
時代との取り組み方は各人各様だが、皆必死に生きていることに変わりはない。
そのために登場人物全員が魅力的に映る。あの時代の庶民はこのようであったろうと思わせてくれる。こうした市井の人々の視点を大切にするのが、井上ひさし作品の真骨頂でもあろう。

そんな中でも、林芙美子は一人奮戦している。常にエネルギッシュでアグレッシブだ。戦争を賛美するにも、反対するにも、そして懺悔するにも。‘太鼓たたいて笛ふいて’戦争を囃したてていたのは、林芙美子だけでなく全国民だったはず。彼女だけが重い十字架を背負うことはない。
しかし、真っ直ぐな心と深い感受性を備えた彼女には出来なかったのだろう。過去に目をつぶって今を生きるということが。
今度は「復興」というお題目に対して‘太鼓たたいて笛ふいて’いく、そんな気にはなれなかったのだろう。

戦後の林芙美子は殉教者のごとく反戦小説を書き続けていく。しかし舞台上の林芙美子はあくまで明朗だ。
エネルギッシュにアグレッシブに殉教者であり続けようとしている。そこが素晴らしい。そこが可憐だ。
肉体はどんなに病もうが、精神は若き乙女のままである。こんな女性がいたのだなあ。

林芙美子役の森幡洋子にも触れずにはいられない。この女優は実にエクセレントだ。表情、声、動き、全てが素晴らしい。一幕一場から目は釘付けになってしまった。他を圧倒する存在感があり、演劇に対する並々ならぬパッションを感じさせる。こうでなくっちゃいかん。
森幡は林芙美子を林芙美子以上に林芙美子らしく演じ切っている。パーフェクトだ。この舞台での林芙美子は血が通い肉が騒ぎ、大いに呼吸している。生きている。それは、林芙美子という固有名詞を越えた、一人の人間としての息吹だ。
彼女は本物の舞台女優と言って過言ではないだろう。このような宝石が浜松演劇界にあったのか。驚くべきことよ。

もちろん他の俳優達も皆素晴らしかった。音楽劇ということで、歌唱や踊り等に御苦労があったろうが、それを感じさせない熱演振りを全員が魅せてくれた。
「ミュージカル」っぽくない「音楽劇」というコンセプトがまた良かった。暗くなりがちな題材を明るく軽快に彩ってくれる。役者の演技にもメリハリが付き、観客もより舞台に集中できる。
これは収穫であった。

私の脳裏にも「ひとりじゃない園」の出だしメロディーが耳についている。ひとりじゃない♪・・・。その後の歌詞は出てこないが、とにかくいい唄だ。この舞台を観終わって、私もエネルギッシュにアグレッシブに言えるであろう。「ひとりじゃない!」って。
■からっかぜ「太鼓たたいて笛ふいて」を観て(大石様)
 貧乏を売り物にしていると評されながらも、「放浪記」がヒットし有名になった女流作家林芙美子の、中年から晩年までの物語。第二次世界大戦の混沌とした中で、軍部の広報を担った芙美子が、体制に逆らっても己の見たままを話す姿、時代と共に意識も思想も変わっていく姿を、天才といわれる井上ひさしが描く。
 音楽劇という形式を取り、その時代の大きな変化、民衆の意識の移り行くさまを歌と共に見せていく。その歌を違和感なく観客になじませていく難しさもあっただろうし、せりふとのつながりや、出演者のハーモニーと全体のバランスの問題もあったにちがいない。名門劇団からっかぜは、そのことに挑戦し、意地を見せた。
 林芙美子役の森幡洋子は、若くて美しすぎる。芙美子の重い過去、苦労の積み重ねの中で掴んだ成功と責任を表現する大変な役を、精一杯つとめていたが、過去からにじむ苦労を表現するまでには届かなかった。
 母親キク(中村真紀子)は、出身地尾道の方言で、キクの天性の明るさを発揮し、劇中に笑いを添えてくれる。尾道時代の商売弟子の二人、加賀四郎(古木大介)と、土沢時男(最上三平)が、厳しい時代に生きる人生の明暗を見せてくれる。加賀四郎は、当時最も恐れられた憲兵になり、体制側で権威を振りかざす立場なのに、時に優しさが顔を出す。土沢時男は、不器用な生き方を選び、土にまみれて苦労の道を歩む。苦難の時代にも人に対する優しさを失わない人柄を表現していたが、苦労したであろう東北の方言に負けた。方言は地方色、時代色などを表現する大切な味ではあるが、せりふの意味が通じなくては、興味も半減する。方言を取り入れるなら、何を言っているか分かるように、心を砕くべきだろう。
 三木孝(鈴木隆雄)は、時代を上手に泳ぐ才覚を持ち、暗い時代も軽妙に生きていく。鈴木は声量もあり、音楽劇の中でスター的な歌を披露してくれる。彼の飛び抜けた声量が、他の出演者とのバランスを微妙に歪ませているようにも取れる。島崎こま子を演じた枡田依里は、毅然とした態度の中にも、本来日本女性が持っていて欲しい、やさしさ、優雅さ、そして強さを表現。厳しい時代の変化による境遇の変化も巧みに感じさせ、実在感のある人物として演じきった。
■昭和10年代前半、終戦直前、直後の衣装、髪型、舞台装置等、全く違和感なく見ることができた(本間様)
 井上ひさし作のこの舞台は、劇団こまつ座で2002年と04年に上演し、全国公演をしている。栗山民也演出、大竹しのぶ、梅沢昌代、木場勝巳など、充実したスタッフ、キャストで取り組んだ話題作である。
 大竹しのぶが、第30回紀伊国屋演劇賞個人賞他2つの賞を、木場勝巳が第10回読売演劇大賞最優秀男優賞、劇団として同賞の最優秀賞を受賞するなど、当時の演劇界を代表する作品となった。
 舞台は「和製オペレッタ」という感じが強くした。特に加藤正裕と鈴木隆雄の音楽は、場面によってジャズ、クラシック、ミュージカル風と、独自の作曲による数々の曲で、鈴木幸代のピアノの生演奏と共に観客を魅了した。キャスト全員の歌も良かったが、特に三木孝役の鈴木隆雄の歌が、バリトンの声量も豊かで、聴かせた。特筆すべきは、歌とピアノ伴奏がどの場面でもズレが無く、息が合っていたことだ。
 キャストの中では、林芙美子役の森幡洋子が、天真爛漫で文学的才能あふれ、戦争に加担した責任の重さに苦悩し続ける姿を見事に演じていた。感情表現が豊かで見応えがあった。四郎と三太、こま子を前にして、「きれいに負けるしかない」と語る場面は心に残った。負けるのではないかと思いつつも、決して言葉に出すことができない終戦間際である。このせりふには、戦争に対する芙美子の鬼気迫る思いと共に、一種の気品を感じる演技であった。
 さらに「私一人でかなわぬまでも、責任を取ろうとしているだけよ。責任なんか取れやしないのは解っているけど、他人の家へ上がり込んで、自分の我が儘を押し通そうとするのを太鼓で称えた私、自分達だけで世界の地図を勝手に塗り替えようとするのを笛で囃した芙美子。その笛と太鼓で戦争未亡人が出た、復員兵が出た、戦災孤児が出た。だから書かなきゃならないの。この腕が折れるまで。
その人達の悔しさを、その人達にせめてものお詫びをするために」ともいう。このせりふ以上にこの芝居の本質を語る言葉を、私は見出すことができない。
 その他の役者の演技も光った。舞台には出なかったが、NHKアナウンサーとしての景山宜伸の声は良かった。当時のラジオから流れてくるアナウンサーの声を彷彿とさせていた。少し陰にこもった声は、暗い時代を知っている人には懐かしく、芝居を盛り立てた。
 演劇は総合芸術だと言われている。舞台上で演じる役者はもちろん、舞台装置、小道具、照明、衣装等々。どれか一つ欠けても舞台に与える影響は大きい。特にそれぞれの時代哄笑がしっかり成されることが要求される。今回の芝居では、昭和10年代前半、終戦直前、直後の衣装、髪型、舞台装置等、全く違和感なく見ることができた。
■アンケートより
○めずらしき林芙美子を見せていただきました。からっかぜが年毎に栄えていくようでうれしく思います。
○ミュージカル風でよかった
○後半もりあがってきました。前半、声が聞き取りにくい部分がありました。また楽しみにしています
○過去の戦争を思い、二度と戦争をしてはならないと思いました。世界から戦争をなくす思いを感じました
○プロデューサーの声が、リハーサルではかなり聞き取りにくくハラハラ下のですが、本番では良くなりました。さすがです。
○初めてお芝居を観ましたが、感動しました。またぜひみたいです
○少しセリフが聞きにくいところがありましたが、とてもテンポの良いお芝居でした
○わかりやすい内容で良かった
○やや冗長さを感じた。(ここは省いても……と)全体としてはおもしろい。時間が経つのを忘れた。休憩の前の幕で、けん兵の帽子と剣が片隅においてあったのが気になった
○いつも楽しく観させてもらってます。今回は役者の皆さんの演技がたくさん観れて、見ごたえがありました
○セリフの切れが悪く、声は聞こえるけど何を言っているのかわかりません。目指している方向はわかりました
○生きることの意義、大人のすべきことを考えさせられました
○最後の人生を精一杯生きたから、周りの人が悲しむことはない、というようなセリフが印象に残りました
○キクさんにならって私ももっと手紙を書こう!と思いました。あやまちにいつ気付き、あやまちを直した事を、歴史として残しておこうという、芙美子の本をじっくり読んでみます。とても考えさせるよい作品でした。
○林芙美子さんの小説が読みたくなりました。
○劇はとてもよかったと思う。声もよく出ていたし、よく伝わった。会場が寒かった。
○林芙美子のこと今日初めて知りました。前半ではええー?と思うところもありましたが後半見て納得。井上ひさし原作はやはりすばらしい。これにとりくんだ「からっかぜ」もすてきです。
○感動しました!役者さんから発せられるエネルギーに圧倒されっぱなしでした。いろんな種類のラジオとか手がこんでるな、と。キャスター付きの平台とかすごい。
○歌が聞こえないときや全体的に声が聞きにくいと思う。客の方を向いて。
○ロビーの林芙美子展を見てからの「太鼓たたいて笛ふいて」の内容がすごくわかりやすかった。たくさんのセリフ皆さんすごいなあと感じ、ミュージカル式で舞台が明るくなってよかった。生演奏が舞台を盛りあげ皆さん歌がよかった。芙美子さんは声もよく通り動きもはっきりしていて元気をもらえました。皆さんの大舞台はすばらしかったです。
○お疲れ様でした。一人一人の個性が出ており大変楽しめました。時男、すごく良い。その時代の人々の生き方を学ぶことができた。
○照明の切りかえがが自然だった。最上さんがかわいかった。ところどころおもしろかった。岩手の方言は何て言ってるかわからなかったけどおもしろかった。ラジオがよく聞こえなかった。
○私の夢は小説家です。小説家になるためには、たくさんのことを学ばないといけないんですね。私も、林芙美子さんが書いたようないい作品を書けるといいです。話は難しくてよく分からなかったけど、この演劇で何かを○小説を通して芙美子を自分なりに理解しており浮雲を読んでいろいろ感じる事はありましたが、今回の公演でさらに色々な事を考えさせられました。ミュージカル仕立てで劇を分かり易くしていたと思います。大変良かったです。
○私は戦中の人間です。戦争はあまり知りませんが親から聞いたり小説を読んだりして知った事がたくさんあります。今日は久し振りにいろいろの事を思い出しました。とても感動致しました。ありがとうございました。
○音楽がピアノ?で入っていて劇とすごくあっていたと思う(伴奏)
○オープニングの歌は言葉がはっきり聞きとれなくて残念でした。前半は少し皆かたくなっているように思え、観る方も力が入りました。しかし、戦後からの舞台はとても安心して観れましたし、それぞれの演技者みちがえるようになったように思いました。とてもよかったです。おつかれさま。ありがとうございました。
○ブラボー!良かったです、とっても!「風のあゆみ」にまたひとつ、名作が刻まれた、そんな印象です。3時間の長編でしたが、とても良く練られた作品だったと思います。森幡さんを軸に、中村さん最上さんが脇を固め、古木さん鈴木さんの「ツインタワー」の名演等々…一年待った甲斐がありました!PS.ピアノの鈴木さんおつかれさまでした。
○今回はケイタイになやまされないことせつにいのっています。もー最近ずっとどこへいっても映画・芝居・音楽会すべてケイタイの音でさんざん迷惑させられておりますので…。放送劇団の上映中にもケイタイの着信がかなりひびいてガッカリでしたから。井上ひさし氏の作品はとても楽しみにしております。やっぱりダメですね。ケイタイのマナーが悪すぎです。着信音がひびいてアレと思ったあとはマナーモード音が2度3度耳ざわりで気がちりまして、やはり福祉文化会館もアクトのようにしゃ断そうちでもつけてやらないとダメみたいです。私この福祉で合唱団で2回。芝居、放送劇団と今回と4回も気分を悪くされてせっかくの音楽・芝居をだいなしにされています。芝居はとてもよかったです。それからイビキをかいている人がいて音がひびいてとても気になって気になって…。
○演劇とミュージカルの中間のようで新しい試みの舞台だった。声がうまく聞きとれなかったのでマイク使用して欲しかった。林芙美子の作品を読んでみようと思う。
○戦争の本当の姿、本当の意味、深く考えさせられました。文字によって、一生懸命(人から何と言われても)あるがままに伝えようとした信念、力強く、又、勇気かけられました。皆んなが本当の事を考えたらきっと幸せな世界になるのだろうと思いました。PS.森幡さんはじめ皆さんとても素晴らしかったです。これからも頑張ってください。
○少しセリフが聞き取りにくい場面がありました。方言はよく勉強されていて現地の方がしゃべるような感じで良かったと思います。できればもう少しわかりやすい題材で演出してもらえるとうれしいと思います。
○タイの歌の所が面しろかったです。あと最初のときいきなりたいこドンドンとなったのでびっくりしました。今日は本当にたのしかったです。
○大変楽しませていただきました。1部と2部のバランスがちょっと悪いのかなと思いました。2部の方に1部を圧とうする力強さが、気合いが、欲しかったのかなと思います。森幡さんにはそれができる力があると思います。やはりおさまりがよく終わってしまって残念。でも、いい芝居でした。More Passion!More passion!
○林芙美子展を開演の前に見学に芙美子の実生活を理解してから劇を見たので本当によかった。始めから楽しいから楽しいものでミュージカルのよさ、生演のピアノ演奏とみんな歌がうまく思わず口ずさんでいた。物語は重いものなのに明るく演出している二幕戦争を考え戦争によって失われたものの多さに胸がこみ上げて来て涙が出た。芙美子の戦後のことを知ることが出来残していった小説が読みたいと思った。みんなの熱演に感動しました。よい芝居を有り難うございました。
○元気をもらいました。ミュージカル風でよかった。最後のセットがじーんときました。
○芙美子の明るい生き方がとても判りやすく表現されていて良かった。強い生き方に感動しました。
○むつかしい事はわかりませんが林芙美子の小説を読んでみたくなりました。たいへんよかったです。
○とても良いお芝居でした。今までに見たからっかぜの芝居の中で一番だと思います。戦争の悲さんさが戦いの場がなくても伝わってきました。
○太鼓たたいて笛ふいてを見て戦争時代の事は良くわからない世代だけど物語は楽しく又林という人の事がよくわかりやすかった。次回も期待しています。
○教育基本法が改悪され、憲法九条も変えられようとしている時。「国家」というものが人を圧迫して息ぐるしくなっている時代。ぴったりの作品だと思いました。最後、時男の物語には泣きながら笑えた。良かったです。
○アトリエ公演(9月)もよかったですが、今日は広い舞台でのびのびと歌い、踊っていて楽しかったですよ。写真でみると、芙美子もキクさんもくすんで見えますが、実際に会ったら今日のお芝居のように元気でピカピカ光る美しい人だったのだろうなと思います。「ものがたり」のうそに気づいて、作品の上で自分のあやまちをつぐなった林芙美子を知ることができてよかったです。戦後の小説は読んでいないので読んでみようと思います。
○言うのとちがって、どう書いていいかわからないけど良かったです。スタッフ、劇団員他の皆さんおつかれさまでした。
○初めて見にきました。ミュージカル仕立てのせいか見入ってしまいました。最後まで楽しませて頂きました。ありがとう!
○力作に感動しました。終わり方がなんとなくものたりなかった。
○明るさというのが最後まで感じられてよかったです。
○林芙美子の名前は知っていたが本を読んだことがなかったので本を読んでみたいと思った。きょうは劇をみて、パネルもみれて人となりにふれることができてよかった。今の時期にピッタリでしたね。
○公演時間をそんなに長く感じなんで楽しく見れました。
○実は私は芙美子の本はひとつも読んでいなかったのです。とても考えさせられました。本当にありがとうございました。
○すばらしいお芝居ありがとうございました。教育基本法改悪法案が衆議院を通過し、愛国心の押しつけがはじまっています。今ひとりひとりが平和のために一歩踏み出しましょう。明日の沖縄知事選の勝利を願っています。これからもこの浜松の地で心に残るお芝居を続けてください。
前回の「ピアニャン」はコミカル風で今回の「太鼓たたいて…」はミュージカル風で楽しませていただいた。次回が楽しみです。
○全員の熱意が伝わって感激しました。原作に歌が多いのが不明ですが、少し歌が多すぎるのでは。戦争の本当の姿を示したすばらしい物語でした。もっと広く公演して戦争のこわさ矛盾を広めてほしい。軍国主義の再現をめざす国家に対して反対運動を広めるのに役立ててください。
○大へんスバラシイ!楽しみました。都合で最後まで見れなくて大へん残念です。
○演劇は今回が初めて見るが、劇中での歌う場面とかあり楽しい印象をうけた。また見てみたいと思いました。
○まるでプロ劇団の芝居を観ているようです。皆さんの努力に感激です。演技の迫力に圧倒されました。私は林芙美子さんという作家のことを知りませんでしたが、考え方はすばらしい人でした。早速作品を読んでみたくなりました。良いきっかけを作ってくださりありがとうございました。今後もこのような良いお芝居を私たちに魅せてください。
○今の政治情勢の下でこの作品を選ばれたことに心からの敬意を表します。今回で3回目になりますが、非常に表情豊かになって、何か数段上手になったような気がします。(目線の配りなど、細かなところにも気が配られていると感じました。)内容も文句なく楽しめました。ありがとうございました。(それぞれの配役になりきっていて、のりにのってという感じで、伸び伸びと演じられていました。)
○ミュージカル仕立てとは思わなかった。スタジオ公演など重ねた経験がなめらかな動きになって何となく時代の背景が重苦しく動いてゆく移り変わりをとらえてきびしい空気を感じる。後ろ向きで科白や歌をうたう時ききとりにくくなる事がありそのあたりの工夫をほしい。


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