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◎2006年度第一回公開講座「台本の読み方」行われる!!
 4月30日(日)、毎年恒例の劇団からっかぜによる公開講座第一弾として「台本の読み方」が、劇団員の平井新を講師として
劇団アトリエ(稽古場)で開催されました。 この講座は、毎年行われる息の長い講座で、演劇を目指す人の入門として根強い
人気を博している講座です。 今年も沢山の高校演劇部員、地域劇団の劇団員の方々及び一般の方々に受講して頂き盛況の
内に開催することが出来ました。受講者の皆様ありがとうございました。
 最初、申込者が多く、50名を越えると予想され、容量的、時間的にどうなることかと心配しましたが、前日になり急に1グルー
プの方々がキャンセルされましたので、少し余裕が出来ました。
 とは言っても、最終的には43名の受講者となり、今まで最高の人数での講座となりました。受講者の内訳は下表のようになり、
今年の特徴としては、高校演劇部員よりも地域劇団員の方々の方が多いと言うことでした。
高校演劇部員 地域劇団員(フリーを含む) 合計
18名 25人 43人
 講座は、定刻の9時半より少し遅れて9時45分から、主催者の劇団からっかぜ制作担当、坂田の挨拶、講師平井の「一日
座りっぱなしの講座なので覚悟するように」との挨拶?に引き続き、各自の自己紹介から始まりました。
 受講者が順番に少しずつ資料を読み、講師がそれについて解説すると言う形式で、途中休憩を挟みながら、「台本とは?」
「台本を読む−感性で、起承転結、5W1H」「芝居を創る−イメージの構築、イメージ構築の手段、台本の分析方法」と、12時
05分までみっちりと行われ昼食となりました。
 午後から(12時50分から)資料に基づき台本の分析について引き続き講義が続けられ、資料最後の実際の台本に即した
読みとり例を講師が解説しました。
 その後、短い台本を読んで、受講者それぞれが、あらすじを書いてみました。書かれたあらすじを何人かが発表した後、こ
の台本の構成、5W1Hなどをみんなで検討してみたり、実際に自分のイメージにそって最初のシーンのポジションを演じてみ
たりしました。 4時半に講座が修了し、その後、劇団からの挨拶および、次回第2回公開講座「役つくり」への参加のお願いが
ありました。 最後に全員がアンケートに記入して、本日の公開講座は修了しました。受講者の皆様長時間の座学、本当に
お疲れさまでした。
*受講者の皆様のアンケートの一部*
・今日の講座は「シスター★パニック」の台本を実際に使用してみての講座で、ちょっとびっくりしました。
  私達が公演したシスパニの演じ方以外にもたくさんの演じ方があっておもしろかったです。
 ケンカの武器にトロフィーを使うところまでは頭が回っていなかったです。
 私は演劇をやって1年になりましたが、今日みたいに深く台本を読んだ事がありません。
次の公演の台本は今までより深く、台本を読んでその舞台となっている場所や時間etc.(5W1H)を見つけて、役者、裏方の
人がやりやすくなるようにしたいと思いました。
 台本を深く読むだけで、舞台が浮かぶのはなんだかすごいと思います。今日の講座を次の公演に役立てたいと思います。
 今日は1日ありがとうございました。
<高校演劇部員 女性>
・主に初心者のための講座ということではありましたが、普段、意識していないことがあったり、指導する立場の者として、
そういう教え方をしたらよいのか、と新たな発見があったりして、とても有意義な時間でした。
あとは、これをどうやって立体化したときに生かしていくか、ということだろうと思います。
 資料の方も、何度か読み返して、煮詰まったときの道しるべにしたいと思います。
 6月には、PAFでも同じ講座をやっていただけるとのことですが、小学生も多いので、もう少しかみくだいてやっていただ
けると助かるなあ、と思います。よろしくお願いします。
<地域劇団員(指導者) 女性>
・改めて台本の読み方や感じ方を勉強させてもらいました。
「銀河鉄道の恋人達」の十数行であんなに多くの感情の変化を読み取れることに驚きました。
<高校演劇部員 男性>
・台本を読むということに深い思考と探求があったんですね。「引っかかるところを見つける」という作業を重ねると大変舞台
に立ちやすいということがイメージできました。
平井新さんの講義は時に熱くて、わかりやすかったです。役者としては今回のテキストのように十分な準備をして作品に臨
んでいきたいです。 <地域劇団員 男性>
・今日は、演劇の基本、台本についての丁寧なご説明ありがとうございました。
 台本から読みとれるのは、一つではなく、1人1人によって違うことだと新めて実感しました。
 その一人一人違う読み取りから1つの演劇が出来ることは新めてすごいことだと思いました。
 台本から自分なりのイメージをふくらませ、たとえそれが他人と違っていてもイメージ通り役を出来るようこれからの参考に
します。 <高校演劇部員 女性>
それでは、講座の様子の写真を掲載します。
受講者に渡された資料と台本 受付をする受講者 いよいよ講座始まり
熱心に資料を読む受講者その1 熱心に資料を読む受講者その2 講師も声をからし、喉を潤しながら
一応、こんな座布団(クッション)が
用意されました
午後ですが、熱心に受講する受講者 ホワイトボードを使っての説明(飛び石法)
わしゃ、疲れたよ それでも熱心な受講者は・・・ 資料の台本を読んであらすじを書く
「ここをポイントと考えるとこんな山が・・」
講師も汗みどろ
実際にイメージしてやってみる 講師の〆の言葉
これで終了 アンケートを書く

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