劇団からっかぜ2023年秋公演(通算第286回) 『もやしの唄』 作:小川未玲 演出:布施佑一郎
2023年秋アトリエ『もやしの唄』公演
10月28日(土)14時42人32枚&18時16人14枚
10月29日(日)10時44人35枚&15時32人21枚
11月18日(土)14時65人53枚&18時25人21枚
11月19日(日)10時41人35枚&15時44人36枚
はままつ演劇フェスティバル2023 <クリエート公演>
12月03日(日)11時146人86枚 & 16時87人61枚
10月28日(土)初日を温かい観客と作者の小川未玲さんを迎えて幕が開きました。
アトリエ10月/11月公演、12月はままつ演劇フェスティバル公演で観客の温かさに勇気をもらいました。
『もやしの唄』全ての公演、546人の観客にさえられ、楽しんでもらい無事終了することができました。
ふじのくに芸術祭2023(第63回静岡県芸術祭)演劇コンクール審査結果 劇団からっかぜ『もやしの唄』静岡県芸術祭賞受賞。
来年70周年に向けて劇団員一同努力します。ありがとうございました。
10月公演アンケートから(座内誌から抜粋)
☆新しく便利な物が、古い物は全部ダメって言っているみたいで…
もやしの唄を聞きながら大切においしくなるよう育てる。心温まるお話でした。
☆時代の移ろいと人のやさしさがほっこりとした
☆人の手の温かさ、便利がいつも良いわけではないなということ。普段の暮らしの再発見がありました。
☆変わって良いことと、変わらなくて良いこと、実に絶妙ですね。自分の人生、世界観と置き換え考えさせられました。
☆小学校低学年頃から祖母とからっかぜさんの芝居を観ていましたが、就職で県外にいて
4年ぶりで今日を楽しみにしていました。相変わらずキャストさんも舞台も音響もすごくクオリティが高く
2時間アッというまでした。「もやし」という身近な食べ物がテーマでしたが、すごくいろいろ考えさせらる
内容でした。私も自分の仕事を一つ一つ丁寧にやっていきたいと思いました。
☆家族の様子がじっくりと描かれていて良かったです。あのような家庭が多かったですよね。
今はどうでしょうか。「効率」を求める社会には不安を感じます。面白かったです。
☆「変わらなくてもいいのに…」このことばにどっきりしました。これから何を大切に一日一日を
過ごしていこうかと考えさせられました。
11月19日十時公演アンケート抜粋
〇優しさ、暖かさ、ほっこりした気分になりました。もやしの唄聞いてみたくなりました。
〇初めて舞台を見ましたが、とても魅力的で足を運んで良かったです。これからも応援しています。あっという間の2時間でした。古いものを大切にしない。新しいものを求めて高度経済 の何かを感じました。
〇新しいことや物が便利になりすぎて、何となく、それでいいのかなと考えさせる物語で本当にそうだなって感じてます。一人一人の言葉の重みがあって考えさせられました。笑いあり涙ありの あっという間でした。
〇私も 畑仕事をしているせいか もやしの歌を聞いてみたいです いつも感動 ありがとうございます 見えないものをより返して生きていきたいと思います 感謝しています
〇とても良い時間でした。ありがとうございました。
〇初めての アトリエ本当に来てよかったです。いい作品と技術のある役者さんたち 勉強になりました。ありがとうございました。
〇今回も楽しみにしておりましたからっ風 さんでしか見られない作品の雰囲気が好きです。また来ます。
〇ホームドラマのようで キャストの皆さんも全員素晴らしかったです。もやし工場を見学に行かれたんですね。もやしは生活にはなくてはならない食品ですね。
〇思わぬ展開のストーリーが面白かったです。ポンプの水がリアルで良かったです。
〇面白かったです。泣きました。一人一人の言葉が良かった。人が好きになります。
〇一般的な家庭を見られた。
〇からっかぜさんだからこそ、このもやしの唄の作品の雰囲気が出せるだろうなと思いました。毎度のことながら 立派な 舞台装置に安定した役者さんの演技 2時間、みつな世界観を味わうことができました。クリエートの公演も頑張ってください。
12月3日十一時公演アンケート抜粋
〇昭和の古き時代を思い出しました。人と人との距離が近くて みんな笑顔で 家族 親戚のことだけでなく他人のことも思いやっていい。平成から令和へ 便利な時代ですが失ってしまったものもたくさんあるとそう思いました。から風の皆様ありがとうございました。
〇明で日の移り変わりを表していてすごかったです。笑いも たくさんあって最高でした。
〇生きることの意味を考えさせられる、細やかで暖かい お芝居でした。
〇九里子さんと村松さんの最初の掛け合い 良かったです。賑やかな中の人間ドラマが詰まっていますね。皆さんとても引き込まれていきます。もやしの唄もやしの成長する時の音だったんですね。
〇もやし工場の中の場面で本当にもやしの音、唄が聞こえてくるような気がしました。とても良かったです。これからも頑張ってください。
〇名前を間違えているのが面白かった。喜助けさん 鉄道唱歌を歌っていてすごかった。
〇団員さんの一人一人が 70周年に向かって頑張っているのがよく分かりました
〇一人一人が主役のようでとても素晴らしい舞台でした。もやしが一層美味しくなりそうです。遠くから覚えて生きてよかったです。ありがとうございます。たくさんの言葉が心にしみました。
〇「もやしい ら な い」ってところから涙が止まりませんでした。ありがとうございました。
〇初めて 拝見させて出たいてから毎公演見に来ています。今回もはがきが届いてから指より数えておりました。もやしの唄とても 心温まる作品でした。劇団からっからさんにはこれからもっともっと大きく飛躍して欲しいと願っております。
〇いいお話でした。正直者が幸せになる。変わるものも変わらないものもある。ありがとうございました。
〇とても良かったです。それぞれの役者の方の個性もあり テーマも感じられました。継続された力を強く感じました。
〇とても面白い ストーリーでした。自分のことも重なり興味深く見られました。ありがとうございました。
〇小道具等は 本格的にセットされて舞台を感じやすくて良かった。もやしの唄というタイトル 初めて聞いて気になっていたが なぜ もやしの唄なのかよくわかった。 本日は素敵な公演ありがとうございました。
〇妹の十子さんが村松さんにかけた言葉「 寂しいこと言っちゃダメ」と 十子さんの明るさ 元気さんが救い。最後 全員揃って家族の温かさがいい。つながりがいい。
〇日常 TV 等で作り込まれた物語ばかり視聴しているので、今回のような内容の芝居はほっとしました。昔が懐かしくなりました。
〇価値観が多様化している時代 。大切なものを見失わないようにしたいなと思いました。ありがとうございました。
〇様々な視点から面白く楽しく見られました。泉家の皆さんに影響を与えた喜助さんの死、 涙があふれました 。
〇最初 村松さんと九里子さん2人での会話からだんだんと、人数が増えて賑やかにわーっと楽しくなってきたところでふとギターの音だけ聞こえて 静かになるところが好きです。 終始楽しく見させていただきました。 もやしが可愛いという喜助さんが可愛いですね 。今日観させてもらって、もやしが成長する音がもやしの唄なら、子供の鳴き声だって、怒ってる 声だって、一生懸命話してる 声だって、唄かもしれないなと思わせてくれました作品でした。お疲れ様でした。
〇懐かしい 古き良き時代を彷彿とさせる雰囲気と会話のやり取りと 役作りで「タイムマシーン」に乗って 一緒に同じ時代にいるような気持ちで楽しませていただきました。役者の皆さん お一人お一人 とても素敵で輝いていました。 久しぶりにお芝居を見て感動しました。
〇井戸の水が本当に出ることにびっくりしました。 セット、すごいですね!! 裏方の方も頑張ったんだろうなと思いました。 古き良き時代 と呼ばれる頃です かね。 変化の時代だったのだな、とも 今更 思い直しました”その世代ではないのですが” 一彦がカメラを一時撮なくなったのを「変化」を理由にしていましたが、その気持ちに共感しました。 少し 前向きになれるようなお芝居でした。 2時間弱、長い舞台 お疲れ様でした。
〇もやし… いつも気になっていました。 スーパーに行くたび まずはじめに 今週も先週と同じ ささやかな値段で並んでいるのかと、その背景にあるストーリーにもちろん 昔と今ではもやしを取り巻く状況も物語 もずいぶん違うでしょうが、変わってしまうもの、守り続けたいもの、変わらずに頑張って欲しいもの、いろいろと思いはせることができました。今日のストーリーも大事に 胸にしまっておきます。
〇とても良かったです。最後の「変わらないでも良かったのに!」 のセリフはとても心に残りました。複雑な心境です。変わらないでも生きていけたらいいなーと。 人生振り返る セリフでしたね。
〇今日も来てよかったです。からっかぜは親しみやすさが いい、あったかさがいいです。 もやしやさん 泉商店がなくなっちゃうのは寂しいですが、登場人物の人 皆で応援したくなる。もうすぐ70周年、おめでとうございますね。
登場人物
泉恵五郎・・・・他屋 雄一
泉 十子・・・・・村吉 洋子
泉 一彦・・・・・水野 心優(みゆ)
佐々木とみ・・・中村 真紀子
泉 静子・・・佐崎 浩子10/29&11/19
・・・林田 小都喜10/28&11/18
樋口八重・・・佐崎 浩子10/29&11/19
・・・林田 小都喜10/28&11/18
高野九里子・・・鈴木 千笑
村松幸雄・・・・高橋 佑治
近藤喜助・・・大西 昌治10/28&11/19
・・・最上 三平10/29&11/18
泉 幹太(声)・・・平柴 俊哉
スタッフ
演 出 ・・・布施 佑一郎
舞台監督・・・大西 昌治
舞監助手・・・高橋 佑治
舞台照明・・・菊池京子OP/高橋 佑治
音響効果・・・森 浩司OP/布施 佑一郎
舞台美術・・・布施 佑一郎/栗田 悠生
舞台衣装・・・鈴木 千笑/中村真紀子
小道具 ・・・最上 三平/鈴木夢唯
・・・水野 心優(みゆ)
メイク ・・・鈴木 千笑
制 作 ・・・坂田 真生/村吉 洋子
・・・他屋 雄一/佐崎 浩子
あらすじ
舞台は、1960年代中頃の町の片間にある小さなもやし製造工場『泉商店』。
一週間前に、家出同然状態の村松が泉商店に入社してきた。
恵五郎は、もやしつくり(水遣りは6時間おきに、一回の水遣りに2時間はかかる)を律儀に守り続けている。近所のラーメン屋の高野九里子は恵五郎を心配して手伝いをしている。
弟の一彦は就職も決まらない。以前働いていた喜助今日も鉄道唱歌を大声で歌いながらやってくる。
村松はいつまでたっても一人前にはなれそうもない。 もやしづくりがハード過ぎる恵五郎、睡眠不足で、見合いの席でも寝てしまう。