劇団からっかぜ65周年記念第1弾 春の試演会『空の村号』
ドラマ・リーディング「空の村号」 第43回斎田喬戯曲賞受賞作
作:篠原 久美子 演出:平柴 俊哉
アトリエ試演会公演 3月17日(日) 10:30〜 37人 13:30〜 68人
3月24日(日) 10:30〜 64人 13:30〜 62人
多くの皆様に支えられて、アトリエ試演会公演を終わることができました。ありがとうございます。
劇団からっかぜ一同
*アトリエ試演会公演観客数*
公演日時 | 客席数 | 目標 | 観客数 | アンケート |
---|---|---|---|---|
03月17日10:30 | 68席 | 68 | 37人 | 29枚 |
03月17日13:30 | 68席 | 68 | 68人 | 51枚 |
03月24日10:30 | 68席 | 68 | 64人 | 46枚 |
03月24日13:30 | 68席 | 68 | 62人 | 56枚 |
合計 | 272 | 231人 | 182枚 |
ドラマリーディング『空の村号』アトリエ試演会公演アンケート(3月17日10:30〜の一部)
○今回は原発事故の問題に関わる社会的問題。空ちゃんが世の中を救いたいという目で映画を作るストーリーで本当にそんなんが現実なったらと思います。いつも感動ありがとうございます。
○ドラマリーディングの観劇は初めてでした。ラジオドラマが好きなのですが、私にも「空の村号」が見えました。素晴らしかったです。次回も楽しみにしています。節電と処理方法がない原発はやめましょう!
○8年経った今だからこそ忘れないようにもう一度胸に刻まなきゃなと思いました。私たちは体験していない人もいる中で現地ではこんなことがあって、こんな気持ちで毎日を過ごしていたんだということを知れてよかったと思いました。まだまだもう戻れない人もいると思うので、その人のたちのためにも出来ることをしたいなと思いました。
○なんで−が、とても効いていてよかった。
○空が子供らしく無邪気で良かった。深刻な内容で現実の福島の人を思うと泣けた。
○最後引き込まれた。1時間があっという間のサイコーの時間をこころありがとうございました。空の世界に引き込まれ父母の心になっていました。これからの活躍を楽しみにしています。
○最後に東京へ出発する時の、外へ出た時の景色。鯉のぼりがはためく様子が思いうかびれる位印象的でした。皆さんの声の通るところ頑張ってる姿、いつも楽しませてもらっています。ありがとうございました。
○朗読劇風でこれが完成なのか途中なのか不思議な感覚に包まれました。3.11については強烈な印象が残りました。よく寝られてると思います。ありがとうございました。
○一番怖いのは「忘れられる事」心にしみました。忘れかけていた自分を発見しました。これからも良い作品を!!待ってます。
ドラマリーディング『空の村号』アトリエ試演会公演アンケート(3月17日13:30〜の一部)
○家族の様々な 心の葛藤が よく出ていたと思います。本当に除去装置があったらいいのに、その機械を作るお金を国が出して科学者に作ってもらいたい。この時期にふさわしい内容だったと思います。
○8年前の東日本大震災をテーマに、自分たちには分からない、その現場での言葉、子供たちの様子を見てとても切なくて、色々考えさせられました。無邪気な子供達の言葉がとても響いて、守りたいなと思いました。
○東日本大震災の被害の様子が体の中に染み込んできた。出来た事、原発の事故これほど難しい問題、現実は変えられないから、これからは今まで以上に東北地方に、今まで以上に目を向けて行こうと思えた。レーディングでも芝居を見ているように感じた。
○自然体で読まれていてよかったです。無理に感情を高めようとせず、書かれていることを信 いにされていることに共感しました。今、この芝居をやる意味の大きいと思います。 あと2日頑張ってください。
○忘れられということが全てにおいて悲しいことだと改めて感じました。また機会がございましたら見学させていただきます。
○キャプテン頑張れ。浜岡をなくそう!!
○色々と思い出したり、考え直す作品ですね。もう少し全体的にセリフの距離感が出たら良いと思います。
○ありがとうございます。いろいろ考えさせられる内容で良いですね。人々を不幸にする科学の進歩などあるのかと思いますね。それを反省しない人々も多くゲンメツします。
○ありがとうございました。原発の忘れてはいけない現実を、しっかり考えなくてはいけないとまた思い出しました。
○人生には自分ではどうしようもできないことがたくさんあります。それでも少しでも楽しみを見つけて一生懸命生きていきたいと思いました。まわりの大切な人たちとともに。
○初めてこのような演劇を見ました。大変感動いたしました。東北の人たちの現実がよく分かりました。私はどうしたら寄り添うことができるのでしょうか。
○主人公の 少年がフィクションの映画を撮るにあたり、漫画やアニメを題材にしている のがとても良かった。
○ドラマリーディングという形は初めてでしたが楽しみました。苦しみや悔しさが伝わって切なくなりました。
○8年前の福島の男の子の理不尽な現実。とても切ない気持ちになりました。この震災のことを忘れてはいけないと感じました。空くんが本当の小学5年生の男の子に感じました。
○初めてお邪魔しました。内容を知らずに拝見しましたが、この時期に上演することは大変意義のある事だと思いました。毎年上演してほしい。震災したご家族の切な差を痛感しました。舞台を観ながら小林憲明さんの絵画「ダキシメルオモイ」を思い浮かべました。
○お疲れ様でした。東日本大震災前後の話だったので、3月11日のことを思い出しましたが、テレビで見た津波だけではなく、放射能による家族との別れ別居など、たくさんの悲しみや苦しみがあるんだと思いました。現実ではなく夢を見続けたい気持ちとそれでもやっぱり現実を見ないといけない気持ちの空の葛藤がとても印象的でした。いろんなことを考えさせる作品でした。ありがとうございました。お疲れ様です!
○福島の事は今の時期、テレビなどで取り上げられ思い出す程度に時間の経過とともになっている自分のような人間がいる一方、今も苦しんでいる人がいるという現実に劇を観ていていろいろ考えさせられました。
○まず、いつもと違う形式の劇でドラマリーディングならではの演出があってとても新鮮でした。一人が2役、役者が目を合わせまい。道具がこいのぼりやカメラのみというシンプルさ。自分の心境や状況をセリフで聞けることでいつもの劇より自分が家で本を読むのを具現化しているような感覚を覚えていつもより入り込めた気がした。空は最初は夢しか見ていなかったのに、夢と現実の両方を知りながらも、夢で自分を想像しているように、空の気きばりや成長がが見えた。劇はノンフィクションというのか、またおもむきを感じた。
○小学生が頭がいい!初めてのドラマリーディングというのを観たけど、すごくた楽しめた。セットはシンプルだったけど使い方が良かった。光の使い方も面白かった。考えさせた。セルフだけで感情が分かったのですごいと思った。少し内容が深い台本だから小学生が難しい言葉を使っていたので少しどうなんだろうと思った。
○最初舞台装置を見たときどんな劇になるだろうと思い開演がとても楽しみでした。シンプルな舞台装置が上手く使われすごく良かったです。3・11の震災でたくさんの被災者が出て今も故郷に帰ることができない人たちがどんな思いで家を村を失ったのか、出ていったわかった気がしました。空の作った映画見ることが出来たらみたいと思いました。1つの出来事が連鎖して変えてく空たちの未来、「もしあの時〜だったら」という世界がないということは分かっていても、現実のつらいことは変わらない。その変わらない世界でどう前を向いて生きるのか考えた劇でした。
○大震災での悲劇がとても伝わってきてよかった。それから空と海が受ける風評被害を思うと胸が痛む思いです。特にお父ちゃんのもうどうにもならない状況感も嘆きが伝わってきてよかった。度々舞台中央で空と他の役者が重なってしまってせっかくの表情が見えないのは惜しかった。
○公演を見て 3・11の東日本大震災のことが思い出されました。あの時は小2でしたが、こわかったをとても覚えています。そんな中でこの主人公、ソラはいつも夢を持ち、前を向いていたので本当に強い男のかなと思いました。放射能の強さを実感している中で強い気持ちで現実に立ち向かっていく、ソラに勇気づけられました。最後家族はバラバラになってしまったけど、心が温かく家族や地域住民との関係絆の強さが身にしみた作品でした。
ドラマリーディング『空の村号』アトリエ試演会公演アンケート(3月24日の一部)
○朗読劇でアクションはあまりなかったですが、衣装もセットもあのままで、台本なしでやったほうが良かったと思います。年の方が小学生を演じていましたが、気になりませんでした。演劇の魅力だと思います。また、8年たってもまだまだ復興とは思えない状態でも、だんだん忘れ去られていくように感じます。そのような時に、子供を主役にしてわかりやすく伝えるのも演劇の力だと思いました。
ガガガボンバーは、みんなの心の奥にいるのではないでしょうか?福島の事故は、人災ではないでしょうか?すぐ近くの東北電力(初代社長 白洲次郎)の女川原子力発電所では、一般の人たち約360人の避難場所になました。「竜巻より日本は、津波だ」と予備の発電機等を上に上げていたそうです。また、電力会社の人たちは、全国の発電所の見学に行っているようで、女川を見て提言した人がいたそうです。その意見が通らなかった事自体が、問題だと思います。
自動車会社でも、自動車市場が成長する初期の段階から先行して参入するには困難な歴史があると思います。しかし、後発にもかかわらず高いシェアを収める会社もあるのです。日本を代表するT社が中国とインドで苦戦しているのは、強くない市場でもリーダーのような展開で大手のおごりがあるのでないでしょうか?電力会社においても、当てはまるのではないでしょうか?東京電力さんには、本来のなんのために働くのか?「お客様に喜んでもらう」という、最も基本でシンプルなものを、もう一度考えてほしいです。話がかなり飛びましたが、こんなことも思い起こさせるいい作品でした。たくさんの人に見てもらいたいです。秋公演も期待します! BY 幸せかえる
○今回の空の村号は、2011年3月11日に東日本を襲った大地震で起きた福島原発事故により村も家族も揺れ動く里山を描いたフィクションでした。津波による被害はなかったものの、美しい里山は放射能汚染がひどい地域に変わり、農業は酪農の仕事も住むところも全てを手放差無くてはならない村になりました。大人たちは希望を失う中、空は人々を悲しみや苦しみをもたらす根源に立ち向かい元の平和な村を取り戻そうと決意するものでした。今回はドラマリーディングと言うことで衣装も動きもほとんど無く演じるのは言葉だけ。空を始めお父ちゃん お母ちゃん・海・泰造さん皆さんの熱の入ったセリフに感動しました。大変良かったと思います。この話を見て一番先に考えたのが浜岡源発の事。私達の住む静岡県は以前より東海沖地震や南海トラフ地震が予測され区域であります。浜岡原発の地下には活断層が有り年間5mm沈んでいるそうです。もし東日本地震と同じ様な被害が生じたらと考えます。そんな時空の様に力強く生き抜く人たちが存在することを望むばかりです。