劇団からっかぜ2011年度公開講座「制作のワークショップ」&「腹話術」
参加 6集団(M-planet・浜松キッド・砂喰社・絡繰機械's・市立高校・劇団からっかぜ
「腹話術」しろたにまもる
10:10-10:42腹話術は、32人(子ども7人)で楽しみました。 記念撮影もゴローちゃんと行いました。
「制作のワークショップ」講師:城谷護(新さんの受講メモから)劇団が燃え上がるかが制作の仕事
演劇は感動したり生きていく上で励ましになるようなものが良い。どういうお芝居をしていくのか?客の共感を得られるものでなければならない。刺激を与えてくれるものでなければ、例え500円、1000円でも高い。 制作の仕事はチケット売りと思われています。それも大切だが、本来は今の時代とどのようなものをやったらよいか、今、何が必要か何を持って客と切り結ぶかどうやって劇団が燃え上がるかが制作の仕事。制作は、いやがられる。なぜなら切符売りだから。そうではなくて、今何をやるかを先頭に立ってやっていく仕事だから面白い。
どのようにして人に感動を与えるか
腹話術を震災の被災地でやったが、手を握って離さない。演劇が力を持てば何か出来るのではないか。今回の被害地で演劇をやっていた1人から震災の後「今のところ、演劇はまったく無力です」とメールが来た。しかし、1ヶ月後ぐらいから詩を書き曲を募集して被災地に広がっていった。どのようにして人に感動を与えるか、もっと考えなければならない。
客が一杯で初めて良い芝居になる
助成金は文化関係だけでなく、ダムがテーマなら建設省、公害問題なら環境省など色々な所にある。どうやって財源を確保するのかも制作プロデューサーの仕事である。 プロの劇団から私に制作としての参加要請があった。京浜共同劇団のチケット代は2800円だが、プロ劇団は5000円。プロの劇団員の最高が70〜80枚だったのに対して私は150枚売った。私は稽古後に時間をもらって稽古場で色々と話をし、目標の5000をやり遂げた。芝居は演出だけではない、客が一杯で初めて良い芝居になる。制作は稽古場に出なくてはならない。5000売ったことにより九州の鑑賞会の例会、38公演が入った。1つのことを成功させると広がる。見出しを見ればどういう芝居か分かるような新聞社用の資料も作った。新聞社を利用するにも知恵を出すべき、何をやるにしても、どうやるかを考えるようにするべき。
14:00-15:00質問コーナー。
感想から、なぜ芝居を創るのか、どのように必要とされる。TVと違った芝居つくり、客にたいする地域劇団の姿勢を感じました。講評でした。 チケット売りというより劇団活動を面白くし、拡げる事を感じました。