劇団からっかぜ2022年秋公演(通算第283回)  『フユヒコ』 作:マキノノゾミ 演出:布施 佑一郎 ありがとうございました。

※全体会議で全9ステージ公演日程決定 上演許可届く05/26 半立ち稽古6月1日〜 立ち稽古07/25〜
2022年アトリエ公演『フユヒコ』 終了
09月24日(土)18:00 17人17枚、25日(日)10:00 28人22枚(646PPM/29度/54%) 15:00 15人12枚 終了
10月15日(土)14:00 46人36枚(657PPM 29度 46%) &18:00 16人12枚(499PPM 28度 44%) 終了
10月16日(日)10:00 46人36枚(657PPM 30度 46%) &15:00 27人17枚(554PPM 27度 47%) 終了

<浜松市芸術祭公演>クリエート浜松 11月13日(日)11:00&16:00 終了

浜松市芸術祭公演 11時133人 16時千秋楽を83人のお客様に昭和初期のフユヒコ家族の喜劇を
楽しんでいただきました。ありがとうございました。アンケート80・35枚でした。
劇団からっかぜ2022年秋公演『フユヒコ』本当にありがとうございました。
『フユヒコ』公演すべてが終わりました。暖かい感想をたくさんありがとうございました。
これからも劇団からっかぜをよろしくお願いします。

アトリエ公演アンケートより

9月公演(SNS)
・生の演劇を目指す姿勢が素晴らしい。嘘をしようとしないというか、お刺身だ。これぞ布施演出という感じ。マキノノゾミという浜松出身の素晴らしい劇作家の存在が、からっかぜの手で紹介されるのが楽しい。また、観に行く!
・家族の有り様や形態の変化、自分の家族との違いなどについていろいろ考えさせられました。偶然、自分の家族の昭和初期からの歴史について調べ直したばかりだったので、リアリティが自分に迫って来ました。結果、涙無しでは観ることができませんでした。良い作品でした。
・人間ドラマとコメディがいいバランスで楽しいひと時でした。馴染みのある単語か色々出てきて笑ってしまった。
・年齢のせいもあるのか、時代背景に妙になっとくできて、面白かったです。
・家族ものの芝居、やはり好きだなあ自分も混ざりたい。
・昭和初期の家族感をしみじみ体感できたかなと。今の気軽な時代に生きててある意味よかったかなあと感じたり感じなかったり。

10月公演(SNS)
・丁寧に作られていて観ていて心地よくなるお芝居でした。最近はどういう訳か舞台美術が気になるのですが、アトリエの雰囲気もあってすごく良かった。電話のコードもそうそう絡まってるよねって細かい所にも拘りを感じました
・この時代の事は全然知らない私だけれども今に通ずる家族愛にほっこりしました 緻密な時代の演出がすごい!って思いました!!このお芝居が洗練されていくのを見れないのがとても惜しいです……。私は一度稽古の見学に行ったので内容はさっくりと知っていたのですがキャラクターがひとりひとり舞台上で生きていると感じました 大人数で長台詞が度重なる場面がいくつもありましたが、聞く芝居が自然なのもあってセリフと思わせないのが素晴らしいなと思いました!

11月公演感想(SNS)
* 昭和9年、そして、東京帝国大学教授であり、文学者の年末の一週間を舞台化。これは、なかなかですよ。でも、仮に、本当のその家族のドキュメントをそのまま舞台にのっければ面白いか?否だと思う。 そこで、からっかぜさんの「フユヒコ」は、マキノノゾミが描いた昭和9年年末の、一家をもとに、からっかぜさんの寺田フユヒコ一家を描きだした。ざっと100年前に、そこに息づいた人々をイキイキと、舞台化するのだ。 それは、もう、科学者の、眼を持って見つめる演出家と、俳優さんの、スタッフさんの努力と、研究なくしてできえないと思う。 ドラマは、秋子の、ミニ家出に、ふりまわされる一家の大騒動という話だ。悪妻りんは、果たして本当に、悪妻なのか、否か?だからって何なのって話かもしれない。しかし、そこに、苦悩し、笑い、泣く、その人間の生活の普遍性を感じることができたなら、それで、いいというか、わたしは、満足だ。その、他愛のない出来事を舞台上でおこすことに、夢中になっている。 そんな、からっかぜさんは、素晴らしい。芝居を作るのではなく、事件をおこす。今回の、芝居でも、その姿勢が、一貫している。それが、からっかぜさんの真骨頂であり、布施演出だと思う。 経験のない役者は、自信がないから、おかしくないように、経験ありますよって見せる。ベテランは、演技の仕方知ってるし、もっと凄い役者ですよと、見せたがる人もいる。布施演出は、それを許さない。そこが厳しい。人として、そこにいて、他者と関わり合えという。事件に巻き込まれろと言う。これは、難儀だよね。百年前の、高名な大学教授の一家。なかなか、想像もつかない。それを、舞台に、創出してみせる、のが劇団からっかぜさんなんだな。
*まるでテレビでホームドラマを見ているかのような。 現実的で非現実的なお芝居でした。 招き猫かわいいね(*'ω'*)私の理解が足りてないせいかタイトルが「フユヒコ」である意味はあったのか?とちょっと疑問
*ホームドラマという言葉が似合うお芝居でした。 安心感を感じました。ゆーじ君を中心に役者さん、それぞれに良さが出ていました。 作品性としては、もう少し妻が際立っても良かった気がします。

クリエート11月13日11時公演アンケートより

〇面白かったです!!セリフがよく聞き取れて面白かった。新聞に載っていた新人の大河 内先生の「テラダクン」が新鮮で可愛かった笑。オーバーアクションやダジャレとかなく ても喜劇って成立するのね。
〇昔の家父長制を見せてもらいました。私の昭和30年代にも少しあったので懐かしく思い ました。面白かったです。
〇家族にさそわれるままよくわからないまま観劇いたしたが、家族間のいさかいは嫌でし たが、最後には 笑わせて頂きました。ありがとうございました。
〇2時間以上の長丁場にも関わらず見事なまでのテンポの良さで、登場人物のそれぞれの 思いを表現し、最後は家族の調和で終わるのかと思いきや・・・!!本当に面白かったで す。
〇どんな家庭でもありえる日常のささやかなすれ違いや思いやりすぎての諍いなど、面白 かったし、こんなことあるあるなって思いなが観劇させて頂きました。ありがとうござい ました。次回も楽しみにしています。
〇2年後、70周年とは!次々団員が続き素晴らしいですね。高年齢となりましたが楽しく 拝見しました。80代女性
〇withコロナ下での公演、こちらも見られてほっとしました。人の心の裏表、楽しく味は せていただきました。
〇化学物理など凡人には分からない事を面白くなんとなくわかりやすく感じました。色々 なお互いへの想い面白く見させていただきました。
〇大変面白く見させていただきました。演劇を見るのはあまり好きではなかったのです が、考えを変えました。とても良かったです。皆さん素晴らしかったのですが、ふせさん の演技が私には心に残りました。ありがとうございました。
〇素晴らしい心あらわれるような作品で感動の連続でした。演技に一人一人の熱意と魂の 入ったものと受け止めました。いつもの例会にはつい足が遠のいていましたのも健康上の 事もありました。文化の発展なくして未来の発展も切り開かれません。今後のご発展を 願ってお礼の言葉といたします。ありがとうございました。
〇なさぬ中の子を育てたリンさん、初めは怖い人と思ってたけど可愛い人でした。
〇久しぶりの 公演に来させて頂きました。色々な性格がよく表れていて、楽しく見るこ とができました。次回もまた楽しみにしています。
〇家族がなかなかレベルの高い人達なのになぜか滑稽で面白かった。母様熱演で良かった です。
〇久しぶりに拝見してとても嬉しく思いました。寺田寅彦という人の生き方には高校の時 の先生から聞いてとても素敵な 先生だと思ってました。今日の舞台を見てますます好きになりました。それぞれの役の方 も素敵です。裏の方々も素敵です。今まで何回か拝見したのですがだいぶ忘れてしまいま した 。
〇いつも感じていますが、舞台美術のリアルさクオリティの高さは驚かされると共に感動 させられました。演者の方々の演技も相まって本当にそこで生活してるように感じられま す。お芝居もセリフがリレーのようにつながって感情が飛び交いぶつかり合い人間ドラマ を生み出しされているのが伝わってきました。一週間のドタバタ喜劇、楽しませていただ きましたし、招き猫のくだりたくさん笑わせていただきました。笑 お疲れ様でした。
〇思っていたより楽しく素敵な舞台でした。久しぶりの舞台です。やはり映像とは違って 舞台はいいね。次回楽しみ。
〇初めて芝居を見させていただきました。素敵な時間を過ごさせていただきました。あり がとうございました 。
〇@配役の年齢を誤解した。もう少し化粧とか服とか工夫してほしい。Aナレーターの声が こもっていて分かりにくい。 さすがです最後は@を超越していました。楽しく拝見しましたまた。次回楽しみです 。
〇招き猫とか福助をみんな持って来ていて面白かった。母さまが大きい招き猫を持ってい てびっくりした。最後が面白かった 。
〇みんなが招き猫を買ってくるところや招き猫を撫でているところは面白かった。大河内 先生の反応が面白かった 。
〇楽しく拝見させていただきました。長編劇は初めてでしたが面白いですね。これからも 頑張ってください 。
〇今までと違って人間臭さと笑いが上手に演じられました。また古い日本の家族関係も見 て取れて久々面白かったです 。
〇大変面白かった。家族のそれぞれ役の個性を自分の家族につい重ねて見てしまいました が、一緒に見ていた娘たちもかあか見たい、とおと見たいと言われました。娘小学生と見 ていましたので昭和のいろいろ(お湯たんぽ日めくり電話など)説明しながら勉強?楽し めました。
〇楽しく笑えました。どこにでもある家族の心温まるエピソードでありました。
〇家族それぞれが生き生きと描かれていて面白い。招き猫で笑いが誘われた。
〇ずっと招き猫目線で、寺田家の皆さんを見つめさせていただきました。昭和の初めでは ありますが家族のありようは昔も変わらないですね。思いやる気持ちに心が暖かくなりま した。そしてやはり生の舞台は最高です!ありがとうございました!
〇楽しかったです。良かったです。昔の家庭では家の中でこんな会話をしていたんだろう なと思いました。小さな頃テレビで見た「兼高かおる世界の旅」を何故か思い出しまし た。あの方も綺麗な日本語を話していたと思いました。日々の生活の中で穏やかに話す言 葉に気をつけて生活したいと思いました 。
〇それぞれの人物像が表現がよく、家族の大切さがよく表されていた 。
〇コメディタッチですがとても暖かなものを感じました。ほんわかあたたかな気持ちで帰 ります。
〇自分の事を思い出しました。楽しく過ごせましてありがとう。
〇生の演劇を見るのは大変久しぶりでした。こんなに楽しく没入できるのだったとは!あ りがとうございました。
〇ゆかいなお芝居と招き猫でした。ちょっと慣れない昔の言葉遣いと思えるのが皆さんが んばっていました。温かな家族のコメディとして楽しめました。
〇とても楽しいお芝居でした。一人一人の言葉が心に響きました。これからもご活躍くだ さいまた。見に来させていただきますありがとう。


他屋 雄一 坂田 真生  菊池 京子  菊池 京子 高橋 佑治 鈴木 千笑 大西 昌治 加藤 晴己

登場人物


寺田冬彦(56歳) 他屋 雄一
寺田りん(52歳) 坂田 真生
寺田康一(29歳) 河野 丈志(絡繰機械's)
寺田早月(27歳) 菊池 京子
寺田秀二(26歳) 高橋 佑治
寺田秋子(20歳) 鈴木 千笑
大河内正親(56歳) 大西 昌治
沢木登(26歳)  加藤 晴己

スタッフ


演 出 ・・・布施 佑一郎
舞台監督・・・大西 昌治
舞監助手・・・高橋 佑治
舞台照明・・・高橋 佑治
照明OP ・・・古木 大介
音響効果・・・布施 佑一郎/西村 心路
効果OP・・・・森 浩司
舞台美術・・・鈴木 夢唯/栗田 悠生
・・・・・・・布施 佑一郎/水野 心優
・・・・・・・最上 三平
舞台衣装・・・鈴木 千笑/菊池 京子
小道具 ・・・菊池 京子/森 浩司
メイク ・・・ 鈴木 千笑
制 作 ・・・坂田 真生/他屋 雄一
・・・・・・・村吉 洋子

あらすじ


昭和9年の年の瀬、東京本郷区曙にある理学博士寺田冬彦邸。
旅行に出かけたはずのフユヒコとその妻りんがただならぬ様子で帰ってきた。
招き猫が見守る家。個性豊かな寺田家の喜怒哀楽の1週間が始まった。
冬彦のモデルは、独自の視点で有名な物理学者で随筆家の寺田寅彦。